日本の次世代エース福岡四段、韓国トップ棋士 姜東潤九段に勝利

2月26日の韓国物価情報チームとの対局で韓国ランキング4位の姜東潤九段に福岡航太朗四段が勝利を収めたことが日本韓国共に話題になっています。姜東潤九段は世界戦で3度優勝しており、前ラウンドでは世界1位の申眞諝九段にも勝利をしているトップ棋士です。

前局、福岡四段は元晟溱九段に優勢に進めながらも時間切れで負けてしまいました。今回はそれを乗り越え見事な勝利。
対局後に感想を伺いました。

優勢局面を時間切れ負け 悔しがる福岡四段

福岡四段に勝利インタビュー

・今日の対局はどうでしたか?
「ずっと形勢判断が難しい碁でしたが、勝ちきれてよかったです。」

・開始直後から険しい顔をしていましたが
「布石は決めていたが2手目から想定と違うとこに打たれたので…笑
ずっと経験のない初めての碁でした。
あと前回時間切れしたのも少し残っていて。
最初は手が動かなかったです。」

初戦、ユニークな動きが韓国で話題になった

・前回は時間切れしてしまいましたが、今日はどのような対策をしましたか?
「とにかく時間をなくさないようにと考えて、秒読みに入らないことを意識していました。あとは左手を添えていました。
また、秒読みに入りそうなときは時間つなぎの手を決めておいて、20秒を増やすようにしていました。(1手打つと持ち時間が20秒増えるフィシャールール)
自分の場合は、秒を読まれていてもいなくても、自分の打つ手はそんなに変わらないので。」

・韓国のチャットでは何をそんなに食べているの?という声があります。
「試合の時はラムネを食べまくっているかもしれません。普段から食べているわけではありませんが手合でも食べます。」

・飲み物もたくさん用意していますね。
「飲み物も糖分をとれる紅茶や眠気覚ましのエナジードリンクを用意しています。」

・花粉症とききましたが大丈夫ですか?
「まあ、辛いっちゃ辛いですけどいつものことなので。(笑)
今回はネットなのでマスクも外せて、息もしやすいので大丈夫です。
対局には特に影響はないです。」

これからに向けて

・リーグもちょうど真ん中くらいまできましたがこれからの抱負をお願いします。
「チームで勝ちたいというのが最初からずっとあるので、自分が勝ってチームも勝てたら一番良いです。
ただ、リーグを盛り上げるためにも勝ち点3は欲しいですね。」

最後にピースください!

2勝目ピース✌️